千葉大学環境健康フィールド科学センター ケミレス・ギャラリー
ケミレスタウン・プロジェクトとは? 千葉大学大学院医学研究院 森千里教授の提唱する「医学の面からみた街づくり」プロジェクトです。シックハウス症候群のような室内環境による健康障害に、ハウスメーカーや建材メーカーとともに取り組み、ホルムアルデヒドをはじめとした様々な揮発性有機化学物質を低減させた居住環境づくりの実現をめざしています。
タウン外観
千葉大学柏の葉キャンパス内に化学物質を可能な限り低減することを志向したハウスメーカーとともにモデルタウンをつくり、メイン棟に環境医学診療科を設けます。シックハウス症候群を疑われる患者とその家族は、この 環境医学診療科を受診し、希望すればケミレスタウン内の施設に宿泊することが可能です。環境医学診療科のオープンとともに、さまざまな研究成果が期待されています。
ケミレスギャラリー
展示コーナー
展示コーナーは大きくテーマゾーン、ケミレスラボ、企業ライブラリーの3つのゾーンで構成されています。
テーマゾーンはモダンな和をイメージした障子パーテーションで緩やかに囲まれた空間の中で、映像やパネルによってケミレスやシックハウスの概要について学んでいただく空間。縦づかいの40インチ液晶パネルが掛け軸のように配置され、ハニカム構造の和紙で制作された和紙の縁台でくつろぎながら映像をご覧いただけます。
ケミレスラボでは、2つの体験装置「ケミレス必要度テスト」「眼球運動チェック」を中心に展示を構成。PCによる質問に答えたり、自分自身の眼球の動きを確かめながら、シックハウスになりやすい体質かどうかをチェックすることができます。
ギャラリー空間にはプロジェクトに参画する企業の開発した各種部材や研究成果などを棚に配置された実物展示やパソコンデータベースを通じて探ることが可能です。